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紹介された「訳あり物件」
本格的なマイホーム探しを始めてから近所のあらゆる不動産を見て回った。
結婚してからアパートと駅の往復以外、自分たちの住む街をあまり見ていなかったので、散歩も兼ねて近所を散策した。
「この辺は高級住宅街だね」
「この辺は静かでいいね」
「公園があって子どもにはいい環境だね」
などなど妻と話しながら散策した。
そんな中、以前に踏切近くの全く気に入らなかった土地を紹介された三井のリハウス(大きい会社は名前を書いちゃいます)のHさんからポストに新規物件の案内が入っていた。
まぁ中古物件だが。
「なんだぁ、中古かぁ」
と思ったが、非常に良い場所。
しかも安い。
多分我々の力ではこの物件の土地を買うチャンスは2度とないだろうという非常に良い土地だった。
早速、Hさんに問い合わせてみた。
すると
「あの1つ申し上げなければいけないのは・・」
実は訳あり物件だった。
その家で「死」に関することがあったとか・・
詳しくは書かないが・・・。
でもこの中古物件を壊して新しい家を建てようとしていた私は逆に「値引きチャンス!」と思った。
妻も場所を気に入り、妻の両親、姉妹たちも物件を観にいった。
でもこの時点では訳ありについては内緒・・・
妻の家族も気に入ってくれた。
「この家壊さないでこのまま使ってもいいんじゃない?」
なんて意見も出てきた。
さすがに私もそれは・・・いやだ。
妻は正直に事情を家族に説明した。
お父さんは「まぁいいじゃない。そんな人生いろいろあるもんだし」
と賛成してくれた。
お母さんは反対。
初めての不動産購入申し込み
でも私たちはその日に申し込んだ。
初めての不動産申し込み。
ローン審査についてなども初めて。
申し込み金額は・・通るかどうか別にして自分たちにとても都合の良い金額。
「訳あり」だからいけるのでは?と思っていた。
リハウスのHさんが詳しく色々説明してくれた。
非常に丁寧で素晴らしい営業マンだ。
無事、申し込みが終わって翌朝電話が鳴った。
妻が出て、何か話している。
私 「誰から?」
妻 「お父さんから」
内容を聞くと、妻のお父さんが昨晩、恐い夢をみたそうで、やっぱりあの物件はやめたほうがいいとのこと。
私は北海道にいる両親にも親戚にも話していない。
妻は親戚も仲良しなので親戚にも伝わっている。
夜には妻の親戚からも電話が。
「絶対やめなさいって」
みんな反対だった。
そりゃそうだよな。。
でもあの土地、ほんといい場所だった・・
ちょっと残念だが、みんなに賛成されて購入したい。
ということで、リハウスのHさんにお断りの電話。
「昨日申し込んだ○○ですが・・」
「やっぱり・・こういう事情で反対されてしまい、申し込みを
キャンセルしたいのですが・・・」
リハウスのHさんには申し訳なかったが、まさかの申し込んだ翌日キャンセル。
これをきっかけに、購入するときはリハウスのHさんから!
という私の気持ちは固まった。
Hさんとはここから長い付き合いとなる。。。
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